こんにちは、のっちです。
高知遠征3日目の記録です。旅行は3泊4日なのでここから後半戦です。
この日はIさん・Mちゃんに日ノ御子(ひのみこ)・奥物部(おくものべ)エリアをガイドしてもらいました。
奥物部エリア
1日目、2日目は海沿いのボルダーを訪れましたが、この日は高知市内から南国市を抜け香美市へ内陸を走っていきます。そこから国道195号線を走り物部川沿いを上流へ向かいます。
途中の日ノ御子エリアを通り過ぎたあたりからだんだんと道は狭く曲がりくねった山道になりました。車の対向も難しいような狭さなので運転には細心の注意が必要でした(あんまり大きい車だと大変かも)。こんな道ですがガイドのIさんがものすごいスピードで走っていくので見失わないように必死でした笑
塗仏(2段)
険しい山道をひたすら走ると奥物部エリアに到着。市内から1時間くらいかかりました。道路の脇に車を止め、塗仏がある宴岩に向かいます。宴岩は駐車スペースから徒歩すぐ、川のすぐそばにありました。
宴岩は横幅も高さもあり迫力満点。写真の通り下地は良く、全力で撃てそうな感じ。スケール的には御岳の忍者岩くらいの感じでしょうか。
前日の雨の影響で多少湿った感じはありましたが、十分登れそうだったので各自アップをしていざ塗仏。Iさんも塗仏はまだ終わってないということで一緒にトライすることに。Mちゃんは横のライン、「仏の顔もIt’s all right(初段)」をやってみるとのこと。
塗仏はまず下部の強度の高さに苦戦しました。スタートから強傾斜で悪めのホールドが続きます。
足が置ける石もあるんですがどれも小さい。各自が自分に合わせてしっかりムーブを作っていかないといけない感じでした。
上部は絶妙なカチが連続し、核心部と思われるリップ前のカチ取りではシビアなヒール(またはトゥ?)を決めなくてはならないようです。僕はこのヒールが決められずカチをとれませんでした。悔しい。
Jくんは一度リップ前のカチを取れましたが最後の1手は出せず。
Iさんは完登していました。さすがでした。
塗仏はトポによると「四国最高の2段」といわれている課題で、次くることがあればぜひとも完登したいものです。次回に向けてメモしておくと
- 手数が多いので1課題中のスタミナが必要
- 右足のヒールがシビア(物理的に狭いホールド)なので靴はいくつかあると良いかも
ということで塗仏、敗退です。Mちゃんは仏の顔もIt’s all rightがいいところまで行ってましたがこの日は断念。またみんなで宴岩にリベンジに行きたいですね
日ノ御子エリアへ
宴岩を後にし、来た道を戻り次は日ノ御子エリアにいきます。奥物部にはまだまだ課題があるんですが今回は時間の都合で宴岩のみにしました。(この時点で13時すぎ)
日ノ御子エリアにも人気の岩がいくつもありますが、中でもスケール抜群で良質な課題が多くあるという火消し岩へ。鬼火消し(初段)や炎(初段)などが人気のようです。
ただし火消し岩は林の中のため乾きづらく、雨の翌日である今日は厳しそうとのことでしたが、見学だけでもということで行ってみました。案の定下地に水たまりができるほどびしょ濡れでしたが、そのスケール感は体感できました。鬼火消しは被った左下から右上するラインということでこちらも塗仏同様、パワー・持久力が試されそうです
石舞台エリア
火消し岩の次は石舞台エリアへ。
日ノ御子エリアの中でも乾きやすく、もしかしたら登れるかもとのことで訪れてみました。
メインの岩には舞(1級)、神楽(初段)、いざなぎ(初段)など僕らが打ち込めそうなグレードの課題がたくさん。この日は一番乾いていそうないざなぎにトライしました。
いざなぎは岩に向かって右側下のスローパーからスタートし、上に抜けていく課題のようでしたが、下部のムーブがなかなか出せず苦戦。スタートのスローパーにヒールをかけたいのですがなかなか決められず体力を消耗します。また、スタートとリップの間にあるやたらチョークが付いた小さなピンチ?ホールドがありましたが僕らはうまく使い方を見いだせず。他の人はどうやって使っているんでしょうか
上部に出たあとのリップからマントルのムーブも探してみましたがこちらもなかなかムーブが出せず。最終的には右ヒールを奥まで上げるとリップのクラックがとれるようなムーブを見出しましたが、結局僕は決めきれず指皮も削られ敗退。今までやってきた岩に比べると小粒な岩でしたが、課題の撃ちごたえは満点でした。こちらも次行く機会があれば登りたい。
Jくんは下部・マントルともにバラせてあとつなげるだけでしたが無念の敗退。
日も陰ってきたところで撤収することに。IさんMちゃんは僕らがいざなぎを撃っている間だいぶお待たせしてしまいました(ありがとうございました)
ということでこの日の奥物部・日ノ御子エリアは終了。思い返せば何も登れていないな・・・
マルトクラーメン
二人と別れてから僕らはお風呂と夕飯へ。お風呂は2日目と同じく土佐ぽかぽか温泉へ。この日は休日だったので混雑していました。
夕飯は初日と同じ鳥心へ行くか悩みましたがいろいろ食べようということでこちらもMちゃんに教えてもらったマルトクラーメンへ。高知名産のカツオだしで作った二郎系(インスパイア?)ラーメンだとか。メニューはスタンダートっぽい「むつこいがラーメン」を注文。むつこい=脂っぽいという土佐弁のよう。
「高知の飲食店デカ盛り説」が僕の中で強まりつつあり、今回は警戒して麺と野菜は普通の量で注文。麺は普通盛りで200gとのこと。
見ての通り脂はたっぷりですが、カツオだしのスープのためか意外にあっさりした味でした。
スープの味も濃すぎず、二郎系とはいいつつも食べやすいラーメンでおいしかったです。麺200gということでしたが軽く完食。次回は味濃いめ、野菜マシで食べてみたいです。(鳥心に行ってから胃袋がバグってるかも)
3日目まとめ
- 塗仏(2段):敗退
- 火消し岩:見学のみ
- いざなぎ(初段):敗退
- マルトクラーメン:完食!次回は濃いめ野菜マシ!
次回はいよいよ4日目、最終日です。
コメント