三峰ボルダーの課題と小旅行

クライミング

こんにちは、のっちです。
今回は初めて埼玉県の秩父市、三峰ボルダーに行ってきたのでその記録です。アクセスや混雑状況、人気課題についての状況をわかる範囲で書いていますのでご参考にどうぞ。

三峰ボルダーへのアクセスと駐車場

今回は3月の3連休、1日目と2日目に泊まりで行ってきました。
1日目は自宅を6:20に出発し待ち合わせ場所の飯能駅へ。神奈川県厚木方面から下道で向かいましたが休日なのでほぼ渋滞はなく、2時間で飯能駅へ。JくんとYさんを回収し三峰ボルダーへ向かいます。カーナビの目的地は「特別支援学校 光の村秩父自然学園」へセット。飯能からは国道299号、140号をひた走り1時間ほどで到着。
三峰ボルダーの駐車スペースへ入る道は秩父市方面からくると鋭角なカーブになるので大きな車はご注意。通り過ぎてどこかでUターンしてから入るのが無難かもしれません。また、140号から入った道は民家の近くを通るのでご安全に。駐車スペースは5台ほど停められそうです。転回のために確保すべき場所は表示されているので守りましょう。駐車スペースはマップだと以下の場所です。

僕らは11時ころ到着しましたが前日の雨のためか車は0台。結局この日は他のクライマーをみかけることはありませんでした。
準備をしていざ岩場へ。三峰はアプローチがきついと聞いていたので身構えていたのですが、行ってみたらそれほど大変ではありませんでした。川まで斜面を下りますが、よく踏み固められた道があるので歩きやすかったです。距離は長くないですが高低差があるので登りになる帰りは少しきつめ。車から河原に降りるまでの時間は10分くらいだと思います。ずっと斜面を歩くので滑りづらい靴を履いていたほうがよいです。

シルクハット周辺エリア

上の図で示した駐車スペースから降りてくるとシルクハット周辺のエリアに出ます。
このエリアには池田カンテ(1Q)があるシルクハット岩や涼しいマントル(1D)がある岩、奇妙な果実(1D, 2D)があるとぐろ岩などがあります。今回僕は初めてだったのでマットを置いて散策することに。上流へ行くと岩と岩の間をくぐる場所があり、そこを抜けると草もち岩やひも(3D)がある岩があります。
ざっと見学してみましたが、前日の雨によりお目当てにしていたひもや池田カンテは厳しそう。まずは一番乾きがよさそうなひよこ岩からスタートします

ひよこ岩

下地が良い川辺に顕著なホールドがあるひよこ岩。日当たりもよく乾いていたのでアップに触ってみることに。トポを見てみると課題はあるようですがグレードの表示なし。とりあえず目で見て3級くらいかな?と思ってやってみるとこれが意外と難しい。まずスタートからそれほど良くないホールドで、初手の3本ポッケを取りに行きます。その後に斜めの薄いクラックを取りに行くのですが、ここで足がない。いくつか候補はあるのですがなかなかしっくりこず。最終的にはJくんが見つけてくれた高めの足で安定。クラックを取れたあとはそのままのっぺりしたリップをたたくか左側の薄いカチを取りに行くムーブがありそう。左のカチは薄いですがとれれば足が上がるようになり動きが出せます。とりついてから5,6便目の動画。

左のカチ取りまではいけるようになってきましたが、ここからのマントルもきつかったです。
上の動画で右手でたたいている場所ではなくもう少し右に横に引けるホールドがあるようで、Jくんはそこをとって気合のマントル。見事完登しました。僕は一度そこを取れましたがマントルは返せず。Yさんは2手目のクラック取りで僕とは違うムーブで突破したりしましたが完登できず。
アップでサクっと登るはずでしたが割と打ち込んだ挙句完登できないという結果でしたが課題自体はムーブの工夫の余地がありおもしろかったです。お昼ころになり涼しいマントルがある岩が乾いてきて触れそうだったので移動しました。

涼しいマントルがある岩 無名(3D)

JくんYさんは涼しいマントルSD(1D)は完登済ということでその右側にある無名の3Dをやってみることに。この3Dは右側のカチからスタートし涼しいマントルに合流する課題で、初手取りから合流するパートが厳しそうな感じ。

写真中央が涼しいマントルのライン。3Dは右側からトラバース

スタートはトゥーフックが使えそうで、それを効かせたまま体を引き上げて薄いカチへデッドすることになりそう。初手を取った時にトゥーは残せますが、足が切れてしまうと1往復で足をかけなおせないと厳しい感じ。その後左へトラバースする部分は足をヒールなどで決めながらムーブを作っていく必要がありそうでした。やはり3Dはまだ僕には厳しく、初手と次の手を1度取れたところで敗退。それでもまったく解決の糸口がないという感じではないので良心的な3Dに感じられました。JくんYさんは左へトラバースする部分も打ち込んでムーブを作っていました。Jくんは涼しいマントルへ合流する部分までできましたが惜しくも完登ならず。
3時すぎになり他の岩も乾いてきていたのでさかり(2D)がある岩へ移動をしました。が、なんと移動した直後に雨。この日は晴れ予報だったのに・・・。諦めて16時ころ撤退しました。

お風呂とBBQ

撤退していると雨足は強くなり土砂降りの様相。これは明日もダメかも、と思いましたがとりあえずお風呂へ。三峰ボルダーの近くの道の駅にもお風呂はあるようですが、今回は僕がよく使わせてもらう梵の湯さんへ。三峰から秩父市内を抜け長瀞方面へ向かいます。梵の湯さんはオートキャンプ場(秩父スプラッシュガーデン)の横にあるお風呂でキャンプの時にも歩いてこれます。キャンプ場を挟んで反対側には「凡の湯」もあります。どちらも読みは「ぼんのゆ」ですがこちらはキャンプ客向けに夕方から営業するお風呂のようで簡易的で小さいので梵の湯が開いてる時間帯なら梵の湯がおすすめです。名前がややこしいので行かれる方はご注意。ちなみに秩父スプラッシュガーデンも利用したことがありますが、芝生のサイトで設営も楽で川も近く気持ち良いキャンプ場でした。

梵の湯内は休憩所や食事処もありゆったりできます。露店風呂からは川が見えて景色もヨシ。サウナ(低温と高温)と水風呂もあります。サウナは小さくて同時に4~5人しか入れませんが、この日は僕の他にサウナを楽しんでいる人はほぼいなかったので問題ありませんでした。

梵の湯さんを後にし埼玉県ではメジャーなスーパー、YAOKO(ヤオコー)へ。ヤオコーは質が良いお肉をそろえている(イメージ)なのでBBQの時はオススメですね。疲れた体には肉でしょ!ということで肉を買いこんで別荘へ向かいます。この日は疲れていたので焼くだけで済む食材を中心にBBQをしてビールをあおりました。最高でした。

ヤオコーのちょっと良い肉。うまかった。
大盛り焼きそば!持ち込んだ鉄板が役に立ちました

お腹もいっぱいになりYさんは22時ころ就寝。僕とJくんも23時ころ就寝という健康的スケジュールで1日目は終了。夜には雨が上がっていたので明日も登れることを祈りつつ眠りました。

ひよこ岩リベンジと涼しいマントル岩の無名(3D)

翌日は8時ころまでゆっくり寝て10時ころ別荘を出発。朝から快晴でしたが前日の疲れもありゆっくり出発となりました。秩父市内の渋滞に巻き込まれ11時すぎに岩場に到着すると、昨日はいなかった先客が5台ほどいました。なんで今日はいるんだろう?と思って他のクライマーに話を聞いてみましたが天気がよかったからじゃないですか?とのこと。昨日も天気はよかったはずなんですがw
JくんYさんは涼しいマントルの横の無名3Dをやることに。僕はなんだか頭が痛かったので横になって昼寝。少し寝て回復したのでひよこ岩無名にリベンジしてみることに。やはりマントルが返せず悩みましたが、新たに右手のホールドを発見しそれを使ってなんとか完登できました。完登の気持ちよさで体調も完全に復活。

その後JくんYさんの無名3Dを応援。Jくんはこの日も惜しいところまで行きましたが完登ならず。
RP3段は次回に持ち越しとなりました。15時くらいになりもうひとつ触ろうということで昨日あまりできなかったさかり(2D)をやることに。池田カンテも乾いていて触れそうでしたがメインマット3枚はほしい感じだったのでこの日は見送り。次回触りたいところ。

さかり(2D)

さかりは高さはあまりなくヒールを駆使しつつ岩を抱え込んで登るような課題。細かいカチを効かせてデッドするムーブや中段のホールドをとる足位置などを探っていきます。ここは体格によっても決まるヒールや取れるホールドが違って面白そうな感じでした。そしてひよこ岩と同じくマントルが厳しい。マントル失敗時の落下ポイントが斜めの岩場なので着地が難しい。ある程度体を上げてしまうと引き返せない怖さもありました。僕はなんとかマントルも含めて全パートばらしで解決できましたがこの日は通せず敗退。スタートから全身のパワーを使う課題なのでスタミナも必要そうな課題でした。さかりがある岩は見た目は地味ですが課題はおもしろかったのでぜひやってみてほしいです。JくんYさんもほぼバラせたところでこの日は終了。
2日間三峰にいて完登はひよこ岩無名のみという少し物足りない結果でしたが、どの課題も楽しかったので満足でした。次回は池田カンテ、さかり、ひもにチャレンジしたい。

撤収し集合と同じく飯能駅で解散することに。夕飯は飯能駅近くのジョージーズバーガーによりました。(Jくん情報提供サンクス)

三峰のシーズンは秋冬なので次回は秋にいきます。今度は天気が良いといいなあ。

ジョージーズバーガーのアボカドチーズバーガー
ひも(3D)。次回やりたい

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